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NHKのコンプライアンスは本当に大丈夫か?!

2012年2月24日

 昨日、金沢地裁で、強盗殺人の罪に問われたNHK金沢放送局の元委託カメラマン(被告)の論告求刑公判があった。 昨年2月、金沢市の主婦の遺体が海岸で見つかった事件の裁判員裁判だ。 検察側の求刑は、無期懲役。 これに対して、弁護側は、無罪を主張した。 3月の初めに判決が出される。

 NHKと言えば、先週、NHK松山放送局が、朝のローカルニュース番組で、「窃盗の疑い 愛媛大学教授逮捕」という誤った字幕を流すという事件もあった。 公共放送の役割は重い。 NHKには、ぜひ、緊張感を持って、あるべき役目を果たしてもらいたい。 

 テロップ誤報事件の報道を見て、いろいろなことを思い出した。 NHKのコンプライアンス強化への取り組みは、その後、どうなっているのだろうか? この問題を初めて取り上げたのは、2年前(一昨年)の11月。 総務委員会で、NHK記者による捜索情報漏洩問題を質した際だ。 当時、報道担当理事だった今井環理事から、「2度とこういうことがないように、記者教育や研修の在り方を再構築していく」という答弁があった。

 ところが、その言葉とは裏腹に、翌年(昨年)の年明けから、連続してNHK職員や委託カメラマンの不祥事や事件が発覚した。 5名(?)の職員や関係者が逮捕されたり、懲戒免職になったりした。 これを受けて、昨年3月、NHK予算を審議した参院総務委員会で、再び質問に立った。 コンプライアンス担当の吉国浩二理事と報道担当理の今井環理事(当時)が、「事態を深刻に受け止め、不祥事を根絶する決意で取り組む」と改めて明言した。

 松本会長による新体制が発足したことを受けて、昨年5月にも、総務委員会の質問に立たせてもらった。 新会長を激励すると同時に、コンプライアンス問題にも言及した。 新たにコンプライアンス担当になった今井環理事に、「過去の不祥事や処分は、隠さず公表している」ことを確認した。

 実は、上記の総務委員会質疑の後も、様々な不祥事が発生している。 が、その後は、じっと我慢していた。 「問題を起こすのは職員のごく一部。NHK職員の多くは、プロ意識を持った優秀な人々だ。何度もクレームをつけるようなことはしたくない。もう少し、事態を見守ろう!」 そう思ったからだ。

 でも、前述した松山放送局の事件みたいなことがあると、ちょっぴり心配になってしまう。 「NHKのコンプライアンス強化策は、本当にうまく機能しているのだろうか?」「これを契機に、また不祥事が頻発するようなことはないのだろうか?」と。(ため息)

追伸:5月の委員会質問の後、今井環理事があわてて駆け寄って来たシーンは、今も頭に焼き付いている。 「先ほど、公表していると申し上げた処分の中に、セクハラとかは含まれておりませんので!」 そんなことはないと思うが、「隠していた不祥事が明るみに出る」みたいな状況だけは見たくない、な。(苦笑)
 

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