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野田総理が選挙に踏み切れない事情

2012年1月10日

 午前8時過ぎ。 地元に向かう新幹線からの発信。 今日は、終日、群馬県東部の挨拶回り。 機動力のある地元担当秘書が、手ぐすねを引いて待ち構えている。(笑) 日頃、いかに担当地域をマメに動いているか、一緒に回ればスグに分かる。(ニッコリ)
 
 さて、最近、複数のルートから、同じような情報がしきりに流れて来る。 「野田総理は、すでに解散総選挙の肚を固めた。消費税増税に政治生命を賭けるという捨て身の姿勢を示した上で、勝負に出る!」というものだ。 野田総理に近い人々が、意図的に流布しているフシがある。 。
 
  野田総理周辺が「増税法案が成立しなければ、必ず解散に打って出る」みたいなメッセージを流している目的は明らかだ。 与党内の増税反対派を牽制し、自民党内の選挙慎重派(=対民主党融和派)の動きを刺激することだろう。 強気な言葉とは裏腹に、野田総理が総選挙を決意しているとは、どうしても思えない。 あの優柔不断で、非情になれない性格だ。 内閣支持率の続落を横目で見ながら、逆に「選挙だけはやりたくない」(=選挙での敗北を避けたい)という気持ちが強くなっているのではないか?
  
 消費税増税に関して「不退転の決意」は表明したものの、党幹部や側近たちから、「選挙だけは、やらないで欲しい!」「どう分析しても、選挙をやったら、民主党は壊滅的に負ける!」「私の役目は、あなたに選挙をやらせないことだ!」などと懇願され、どうしたらいいか思い悩んでいる。 そんな心境ではないだろうか?
  
 そりゃあ、そうだ。 野田総理の側近と言われる人々の中に、選挙の強い政治家って、ほとんど見あたらない。 というか、今の民主党に「何があっても小選挙区で確実に勝てる議員」は、実は数えるほどしかいない。 選挙をやったら議席を失う可能性の高い議員たちは、身体を張って野田総理を説得し、解散を止めようとする。 かつて麻生太郎元総理が就任直後に選挙をやろうとして、(回りの反対で)どうしても出来なかった、あの構図と同じだ。
 
 さらに言うと、解散総選挙の流れが強まれば強まるほど、民主党内の「集団離党心理」が増幅する。 民主党議員の大半は、「次の選挙をどうやって生き残るか?」しか考えていない。 民主党の看板で戦えないと思ったら、新しい旗を探すしかない。 総理も党幹部も、そのことは十分、分かっている。
 
 すなわち、結論はこういうことだ。 野田総理に解散総選挙をさせるためには、最後まで対決姿勢を貫き、「選挙をやらざる得ない状況」に追い込むしかない!(断言) 野田内閣実現の功労者や側近たちから選挙を止められ、がんじがらめになっている野田総理が、「話し合い解散」などというシナリオに喜んで応じるワケがない。 そこを間違えると、相手の術中にハマる!
 
 あ、間もなく高崎駅。 次回のブログに続く。 
 
 
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